第402回・第403回TOEIC公開テスト(2025年9月28日)難易度・感想まとめ

2025年9月28日(日)に実施された第402回(午前)および第403回(午後)のTOEIC L&R公開テストは、多くの受験者にとって挑戦的な回となったようです。特に午前の部では新しいナレーターが登場し、リスニングセクションで動揺したという声が相次ぎました。本記事では、有名講師や一般受験者の感想を基に、フォーム別の難易度や試験の傾向を詳しく解説します。

フォームの特定

今回の試験では、午前・午後ともに複数のフォームが確認されています。フォームは、リスニングのPart1で使われる写真によって識別されます。

第402回(午前の部)

  • 引き出しフォーム: Part1の1枚目の写真が「男性が引き出しや収納庫の中を覗き込んでいる」もの。
    • 3人の女性フォーム: Part1の1枚目の写真が「3人の女性」が写っているもの。

第403回(午後の部)

  • オフィス作業フォーム: Part1の1枚目の写真が「女性二人がオフィスで作業している」もの。

講師陣等によるパート別難易度評価

第402回(午前の部)

講師等Part1Part2Part3Part4Part5Part6Part7全体
花田先生普通やや難やや難やや易やや難普通普通
濱崎先生普通やや難やや難普通普通普通やや難普通〜やや難
MB田中先生普通やや難普通やや難難しい
Tim先生普通やや難普通やや難やや難

第403回(午後の部)

講師等Part1Part2Part3Part4Part5Part6Part7全体
大阪英語特訓道場さん普通普通やや難やや難普通普通
TOEICGeekさんやや難やや難普通普通普通普通やや難

試験の傾向と受験者の声

第402回(午前の部):波乱のリスニング

午前の部は、特に「引き出しフォーム」でリスニングの難化を指摘する声が多数挙がりました。最大の要因は、新しいオーストラリア人男性ナレーターの登場です。これに戸惑い、ペースを乱された受験者が多かったようです。

花田先生: 「リスニングでは、新しいオーストラリア人ナレーターが登場しました。つい最近、新しいイギリス人が登場したばかりですから、TOEICの世界でフレッシュな風が吹いていますね。」

尾崎市学習塾 Migakuさん: 「リスニング難し過ぎ…Part1から3までずーっと辛かったです😭マークミスもあって最悪…」

特に Part3 は選択肢の分量が多く、内容も複雑で「難しかった」という意見で多くの講師・受験者が一致しています。一方で、リーディングセクションでは Part7 の文量の多さや難解さに苦戦し、時間内に解ききれなかったという報告も目立ちました。

もりてつ先生: 「Part 7が大変すぎた」

MB田中先生: 「全体的に難しい回でした…!!」

第403回(午後の部):Part7の特殊問題で難易度上昇

午後の部は、リスニングセクションでは比較的安定した難易度を保ちました。TOEICGeek Fooさんの評価によると、Part1からPart4まではやや難から普通レベルで、Part5・6も普通レベルだったとされています。

しかし、Part7で状況が一変しました。大阪英語特訓道場の報告では、通常のトリプルパッセージとは異なり、3つの文書すべての情報を統合しなければ解答できない問題が9年ぶりに出現したとのことです。さらに、4問連続で同じ選択肢が正解となる珍しい現象も確認されたようです。

これらの特殊な問題構成により、Part7の難易度は他のパートとは対照的に「難」レベルとなり、全体の難易度を押し上げる結果となりました。受験者には従来の時間管理スキルに加えて、より高度な情報統合能力が求められる回となったようです。

まとめ

今回のTOEIC公開テストは、特に午前の部で新ナレーターが登場するというサプライズがあり、多くの受験者にとって記憶に残る回となりました。

リスニングでは常に新しい音声に対応できる柔軟性が、リーディングでは大量の情報を迅速に処理する能力が、これまで以上に求められています。

受験された皆様、本当にお疲れ様でした。今回の経験を次回の目標達成に向けた貴重な糧としてください。

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