TOEIC Part 5の接続詞を攻略|600点に必要な頻出接続詞と見分け方

TOEIC Part 5では、接続詞を問う問題が出題されます。接続詞にはbecause、although、while、if、unless、onceなどがありますが、意味だけを暗記していると、前置詞や副詞と迷うことがあります。

600点を目指す段階で特に重要なのは、接続詞を網羅的に覚えることではありません。まず、「接続詞の後ろには基本的にS+Vが続く」という文の形を理解し、空所の前後から正解を絞る力を身につけることです。

前の記事で扱った前置詞は「前置詞+名詞・名詞相当語句」が基本でした。接続詞では、この違いを利用してPart 5を効率よく解いていきます。

また、これまでの指導では、onceを「一度」という副詞だけだと思い、接続詞として使えることを知らない受験者が少なくありませんでした。

公式問題集や韓国過去問題集5を見ても、onceは正解候補として注意したい語です。この記事ではonceを特に重要な接続詞として詳しく扱います。

接続詞とは?まず「接続詞+S+V」を覚えよう

接続詞は、語や句、文をつなぐ働きをする語です。TOEIC Part 5で特に重要なのは、節と節をつなぐ接続詞です。

The meeting was postponed because the manager was absent.

マネージャーが不在だったため、会議は延期されました。

becauseの後ろには、the manager(S)+ was(V)があります。このように、接続詞の後ろには基本的に「主語+動詞」が続きます。

600点を目指すなら、まず次の形を頭に入れてください。

接続詞 S V

TOEIC Part 5では空所の後ろを見る

接続詞問題では、最初から全文を訳そうとする必要はありません。まず空所の後ろにS+Vがあるか確認します。

The seminar was canceled ——- the speaker became ill.

講演者が病気になったため、そのセミナーは中止されました。

(A) because (B) because of

空所の後ろのthe speaker became illには、the speaker(S)とbecame(V)があります。したがって、S+Vを後ろに取れる接続詞becauseが正解です。

because ofは前置詞句なので、後ろには名詞・名詞相当語句が必要です。

このように、Part 5では「意味を考える前に、まず後ろの形を見る」という順番が重要です。

前置詞と接続詞の違いを整理しよう


前置詞と接続詞は、日本語では同じような意味になるものが多くあります。しかし、後ろに続く形が違います。

意味前置詞接続詞
〜の間during+名詞while+S+V
〜のためbecause of+名詞because+S+V
〜にもかかわらずdespite / in spite of+名詞although / though+S+V

duringとwhile

During the meeting, several questions were raised.

会議中に、いくつかの質問が出ました。

While the meeting was in progress, several questions were raised.

会議が進行している間に、いくつかの質問が出ました。

duringの後ろは名詞、whileの後ろはS+Vです。意味が似ていても、文の形を見れば判断できます。

because ofとbecause

The flight was delayed because of bad weather.

悪天候のため、その便は遅れました。

The flight was delayed because the weather was bad.

天候が悪かったため、その便は遅れました。

because of+名詞、because+S+Vという違いをセットで覚えましょう。

despiteとalthough

Despite the delay, the project was completed on time.

遅れにもかかわらず、そのプロジェクトは予定どおり完了しました。

Although the project was delayed, it was completed on time.

プロジェクトは遅れていたにもかかわらず、予定どおり完了しました。

despiteは前置詞、althoughは接続詞です。「〜にもかかわらず」という意味だけで判断しないようにしましょう。

600点を目指すなら優先して覚えたい接続詞


接続詞は数が多いため、600点を目指す段階では頻出・重要なものから覚えるのが効率的です。

種類接続詞主な意味
理由because / since / as〜なので
譲歩although / though / even though〜にもかかわらず
時間when / while / before / after / until / once〜するとき、〜の間、〜まで など
条件if / unless / provided that / as long asもし〜なら、〜でない限り など
対比whereas / while〜である一方

特に重要:onceは「一度」だけではなく接続詞になる

onceは、TOEIC受験者が見落としやすい語の一つです。「once=一度」とだけ覚えていると、接続詞問題で正解候補から外してしまうことがあります。

接続詞のonceには、「いったん〜すると」「〜したら」「〜すると」という意味があります。後ろにはS+Vが続きます。

Once the registration is complete, you will receive a confirmation email.

登録が完了すると、確認メールが届きます。

Once the new system is installed, employees will receive training.

新しいシステムが導入されたら、従業員は研修を受けます。

これまでの指導経験では、onceが接続詞として使えることを知らない受験者がかなり多くいました。一方、公式問題集や韓国過去問題集5などの問題を見ていくと、onceは正解になり得る重要語です。

600点を目指すなら、「once=一度」だけで終わらせず、接続詞の用法まで必ず覚えておきましょう。

Part 5では、選択肢にonceがあったら、まず空所の後ろを確認してください。

  • 空所の後ろにS+Vがある
  • 文脈が「〜したら」「いったん〜すると」で自然

この2つを満たせば、onceが有力な正解候補になります。

——- the payment is confirmed, your order will be processed.

支払いが確認されると、ご注文の処理が行われます。
(A) During (B) Once (C) Despite (D) Because of


正解は(B) Onceです。the payment(S)+ is confirmed(V)が続き、「支払いが確認されたら」という意味になるためです。

whileは「〜している間」と「〜である一方」の2つ

whileもTOEICで重要な接続詞です。時間だけでなく、対比を表すことがあります。

Please wait here while I check your reservation.

ご予約を確認している間、ここでお待ちください。

Sales increased in Tokyo, while they decreased in Osaka.

東京では売上が増加した一方、大阪では減少しました。

「while=〜の間」とだけ暗記せず、「〜である一方」という対比の意味も覚えておきましょう。

unlessは「〜でない限り」

unlessもPart 5でよく注意したい接続詞です。意味は「〜でない限り」「もし〜でなければ」です。

The reservation will be canceled unless payment is received by Friday.

金曜日までに支払いが確認されない限り、予約はキャンセルされます。

unlessは、文脈によってはif … notに近い意味になります。否定の意味を含んでいるため、後ろにさらにnotを入れないのが基本です。

although・though・even thoughは「〜にもかかわらず」

譲歩を表す接続詞では、althoughを最優先で覚え、その後にthough、even thoughを加えるとよいでしょう。

Although the price is high, demand remains strong.

価格は高いにもかかわらず、需要は依然として高いです。

前置詞despite / in spite ofとの違いは、後ろにS+Vがあるかどうかです。

接続詞と副詞の違いにも注意しよう

Part 5では、接続詞と副詞が同じ選択肢に並ぶこともあります。代表的なのがalthoughとhoweverです。

Although the price is high, demand remains strong.

価格は高いにもかかわらず、需要は依然として高いです。

The price is high. However, demand remains strong.

価格は高いです。しかし、需要は依然として高いです。

althoughは接続詞なので後ろのS+Vを文につなげます。一方、howeverは副詞であり、althoughと同じように節を直接つなぐ語ではありません。600点段階では、この違いを押さえておけば十分です。

TOEIC Part 5の接続詞問題はこの順番で解こう

1.選択肢を見る

接続詞、前置詞、副詞などが並んでいるか確認します。

2.空所の後ろを見る

S+Vが続いているか確認します。

3.空所の前も見る

空所が二つの節をつないでいるか確認します。

4.意味関係を判断する

理由・時間・条件・譲歩・対比のどれかを考えます。

5.最後に意味を確認する

文法的に入る候補が複数あれば、文全体の意味で決めます。

基本の順番は、「形 → 文と文の関係 → 意味」です。最初から全文を訳すよりも、構造から候補を絞る方が効率的です。

TOEIC Part 5練習問題

問題1

The meeting was postponed ——- the manager was unable to attend.

(A) because (B) because of (C) despite (D) during

正解:(A) because


the manager was unable to attendはS+Vです。理由を表す接続詞becauseが入ります。

問題2

——- the office is closed, customers can contact us by email.

(A) During (B) While (C) Because of (D) Despite


正解:(B) While


the office is closedがS+Vなので接続詞が必要です。「オフィスが閉まっている間」という意味でwhileが適切です。

問題3

The company will extend the deadline ——- more time is needed.

(A) if (B) despite (C) because of (D) during


正解:(A) if


more time is neededがS+Vで、「さらに時間が必要なら」という条件を表すifが適切です。

問題4

——- the product is expensive, it continues to sell well.

(A) Despite (B) Although (C) Because of (D) During


正解:(B) Although


the product is expensiveがS+Vで、「高価にもかかわらず」という譲歩を表すalthoughが適切です。

問題5

——- the final inspection is completed, the equipment can be shipped.

(A) Once (B) During (C) Despite (D) Because of


正解:(A) Once


the final inspection is completedがS+Vです。「最終検査が完了したら」という意味になるためonceが正解です。

600点を目指すなら接続詞はどこまで覚える?

600点段階では、接続詞をすべて暗記する必要はありません。まず次の語を優先しましょう。

  • because
  • although
  • while
  • when
  • before
  • after
  • if
  • unless
  • until
  • once
  • whereas

その後、since、as、even though、as soon as、provided that、as long asなどを追加していけば十分です。


特にonceは、「一度」という意味だけで覚えている受験者が多いため、接続詞としての意味と形を早めに覚えておくと得点につながりやすくなります。

まとめ|接続詞は「後ろにS+Vがあるか」を見る

TOEIC Part 5の接続詞問題では、まず空所の後ろを見て、S+Vがあるか確認しましょう。

  • 接続詞の後ろには基本的にS+Vが続く
  • 前置詞は「前置詞+名詞・名詞相当語句」が基本
  • 形で候補を絞ったあと、理由・時間・条件・譲歩・対比などの意味を確認する
  • onceは接続詞で「〜したら」「いったん〜すると」という意味になることを必ず覚える

接続詞を理解すると、文と文のつながりが見えやすくなり、Part 5を全文和訳せずに構造から解く力が身につきます。次の記事では「代名詞」を取り上げ、主格・目的格・所有格・再帰代名詞などの見分け方を解説します。

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