TOEIC600点、700点までならリスニングだけ勉強する!その5つの理由とは?

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今の得点が400点台、500点台の方にとって700点は高くそびえる壁… 600点、700点が取れるまでにどれくらい時間がかかるか見当もつかない…

  • 大学受験以後、ほとんど英語の勉強をしていないので何から手を付けていいかわからない。
  • 本屋に行けば、数多くのTOEIC本があり、どれがいいのかわからない。
  • ネットで調べるといろいろなTOEICの勉強法があり、何からやったらいいか迷う。

そんな悩みを解決する究極のTOEIC勉強法のひとつは?

リスニングの勉強に集中することです。

文法や読解の勉強は当面無視しても構いません。公式問題集などのTOEICのリスニングテキストを集中的にやり、リスニングのスコアが400点以上を目指すことを考えてみてください。

リスニングで400点取れれば、リーディングで200点でも合計600点

リスニングで400点取れれば、リーディングで300点でも合計700点

合計スコアが意味があるのなら中身を決めるのはあなた自身です。

1.リスニング400点はそんなに難しくない

ETSのTOEICサイトにあるテスト結果のスコア分布(第185回【2013年11月】)より、

395点以上は、受験者の20.5%

375点以上は、受験者の29.1%

つまり、400点(395点よりやや少ないと仮定)を取るには、上位約20%に入ればよい。

単純化しますが、TOEIC公開試験会場の教室で100名が受験していれば、まわりに20名の400点以上を取っている人がいるということです。その中で、上位20人に入ればいいわけです。

375点であれば、上位約30%。100名教室で上から30名に入ればいいことになります。

第185回【2013年11月】のリスニングに平均点は、319.2。

平均点の319.2から約80点上げれば400点に届きます。

大学受験時代のように、英語、数学、日本史、世界史、国語、物理、化学など同時にいくつもの科目を勉強する必要はありません。税理士試験のように簿記論、財務諸表論、法人税法など幅広く勉強する必要はありません。

リスニング、しかもTOEICという限られた中でのリスニング力の向上に絞って集中的に勉強をすれば、400点を達成すること、受験者の中で上位20%ぐらいまでに食い込むことは可能だと思いませんか?

TOEICのリスニングという狭い範囲を集中的に攻めて、合計スコアを一気に上げる方法です。

2.TOEICのリスニングの英文は難しくない

TOEICのリスニングの英文は、それほど難しくありません。書かれた英文を見れば、平易な英文が多いことに気づくでしょう。知らない単語・フレーズはあるかもしれませんが、文法的に難解なものはないのがTOEICのリスニングの問題です。

PART2などで多少ひっかけ問題はありますが、会話文のPART3や説明文のPART4は、大体の話している内容がわかれば、答えられる問題がほとんどです。

冠詞のaやtheなどを厳密に区別するような問題、一字一句を聞かないと答えられない問題はなく、どちらかといえば全体の話の流れをつかむことが必要とされます。

「ざっくり聞き取る」、「おおまかに聞き取る」、「全体の流れがなんとなくわかり、部分情報のキーワードを聞き取る」レベルでも数多くの問題の正解は選べます。

またTOEICのリスニングの会話や説明文の内容がある程度パターン化(乗り物にのるシーン、お店での商品の在庫確認など)されています。TOEICの公式問題集などで会話・説明文のシーン・状況・パターンに慣れてくると、話を推測、予測できるようになってきます。

リアルな世界の英語、例えば、ドラマ、映画、ニュース番組などと比べれば、はるかに簡単な内容だと思います。

3.リーディングと比べて、リスニングは文法的・単語的にやさしい

リスニングの英文は、話し言葉なので、リーディングの書き言葉に比べて文法的・単語的にやさしいです。リーディングより難しい構文や単語は少ないです。

語彙力・文法力に自信がなくても、英文を見れば理解するのは、リーディングに比べて容易です。文法に自信がない方でも、単語、フレーズを調べて、意味をつないでいくだけでも、大まかな内容をとらえられるはずです。

リスニングの素材から始めるということは、英語が得意でない人にとってもハードルが低い勉強法になります。

最初は音に慣れないかもしれませんが、トレーニングを積めば確実に改善します。

特にPART1、PART2あたりはやさしい英文が多いので肩慣らしに始める素材としてはいいでしょう。

4.リスニングのトレーニングは、リーディングにも好影響を与える

リスニング力を鍛えることで、プラスアルファの効果としてリーディングの文も読みやすくなります。

リスニングでは、日本語訳で慣れ親しんだ返り読みができません。頭から英語の情報を取り入れて理解していかなければなりません。

実はこの練習をしておくと、リーディングにもいい波及効果があり、英語を頭から読める訓練になります。

5.リスニングはリーディングと違って100問手をつけられる

TOEICリスニングの試験では、音声の流れるペースについていけば、途中わからない問題があったとしても、最後までマークできます。

またPARTごとに音声が流れますので、時間配分を考える必要はありません。

しかし、リーディングは違います。読解スピードを上げて、かつ、時間配分をうまくやらないと時間がなくなって20問以上適当にマークすることになりかねません。

リーディングの読解スピードは、単語力・語彙力がついてこないとなかなか伸びません。リスニングの精度を上げるよりずっと時間がかかるというのが個人的な見解です。

リスニング力を上げた後で、リーディングに本格的に取り組むほうが総合的な時間を節約できると考えております。

まとめ

TOEICのスコアが基準として使われるとき、合計スコアが意味を持ちます。600点、700点、800点、900点など。

リスニングが何点、リーディングが何点必要といわれることはほとんどないでしょう。

ならば、取りやすいところで点をとって合計スコアを達成しましょうというのが今回の趣旨です。

不思議とあまり指摘されてないようですが、同じスコアを実現するにも、リスニングとリーディングのスコアの組み合わせでいくつものパターンがあるわけです。

今回のエントリーの内容でも書きましたように、600点、700点を目指すなら、リスニングのみに集中してスコアを上げてしまう方法は、人によってはかなり合理的な方法だと考えます。

学生と違い、社会人は本業の仕事があります。1日の中で英語の勉強に使える時間は限られます。

文法、語彙、読解、リスニングなどに分散して勉強するとどれも薄くなり効果が出にくくなることがあります。

選択と集中

リスニングの勉強を選択し、それに集中する

を検討してみるのもいいのではないでしょうか?

ただ、700点台を超えて、それより上の860点や900点以上は、高いリーディングスコアも必要となります。それなりのリーディング対策が必要になることを最後に付け加えます。

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