3月16日TOEIC公開試験(第188回)の感想・コメント
本日受験されたみなさんお疲れ様でした。今回の受験会場は東京の多摩地区の大学で、4KIC7(解答用紙A面が赤)のメジャーフォームでした。
各PARTのコメント
PART1 やや易
人物の写真が確か8問。明らかに間違いとわかる選択肢の問題もあり、やや易しめだったと思います。1番目と最後の問題はやや迷うかもしれません。
PART2 やや難
集中して聞き取らないと、状況がつかめない問題がいくつかありました。英語を聞いてすぐに判断する瞬発力が必要とされるPART2は、なかなかの曲者です。最初は、基本的な応答問題を確実に押さえることが大切ですね。PART2で8割から9割を取れるようになって、さらに上を目指して30問全問正解に近づけるには、様々なパターンの問題を解く練習をするのが効果的だと思います。
PART3 やや難
聞き取れても、選択肢を見てすぐに判断できない問題がいくつかありました。本日の試験で、なんとなく話している状況は分かったが、答えが見つからなかった問題があった方もいるのではないでしょうか。(服の直しの話とか)PART3はリスニングですが、選択肢をすばやく読んで理解するリーディング力も試されます。音声を聞かないで問題と選択肢を早く読んで理解するトレーニングもやってみる価値があるでしょう。
PART4 普通
特に難しい設定の話はなかったと思います。ただし、PART2、PART3でリズムを崩していると余裕がなくなり、普段であれば解ける問題も解けなくなっていることはありえます。
PART5 やや難
いつものように空所前後を読んで判断できる易しい問題もありますが、いくつかレベルの高い問題が含まれていました。確か130番台の問題で、中村澄子先生の「1日1分レッスン!新TOEIC(R)TEST千本ノック!5」の145ページの問題と似たのがあったと記憶しています。
PART6 普通
いつもの難易度だったと思います。ただし、前後の文脈をとらえないと答えられない問題はいくつかありました。
PART7 やや難
今回は時間がいつもより厳しかったかもしれません。いつもよりできなかった方も自信をなくさないでください。
時間が足りないときは文字数の少ない問題を解いた方が、効率がいいと思います。たとえば今回の問題で、190番を終わった時点で残り10分とした場合、191番から195番を解くか、あるいは196番から200番を解くかですが、先に文字数の少ない196番から200番を解いた方がスコアの積み上げにつながると思います。
TOEICのリーディングは時間との勝負です。毎回いくつかの問題で塗り絵(適当にマーク)になるのであれば、問題をぱっとみて、英語の文字数から解きやすそう問題を先に解いていくというのも試験テクニックのひとつだと思います。