TOEIC780点でセンター満点案!990点満点ホルダーがセンター試験解いてみた!結果は?
Yahoo!のニュースに「センター試験英語満点扱い TOEIC780点や英検準1級以上で特例」。TOEICと比べて、センター試験がどれくらいのレベルか判断するために2013年の問題を先ほど解いてみました。
ちなみに今月12月のTOEICでも990点満点のTOEIC現役連続受験者です。
結果は
筆記問題 188点
リスニング問題 48点
センター試験(共通一次世代です)の発音問題は昔から苦手でうっかりひとつミス、それに本文の根拠を探さないで選んだ問題がひとつ、語順並び替えが正しくできていたのもかかわらず答えの選び方を間違えたケアレスミスひとつの計3ミスです。
筆記問題は、制限時間の80分でなく60分でやったので、時間をかければミスは減らせたかもしれませんが…満点は無理だったでしょう。
リスニングは応答問題のようなので、「これで話はもう終わりだけどこの後に続くの?」っていうので答えが見つからず消去法で選んだら1問間違えました。
センター試験を解いてみての感想ですが、1回本番勝負のセンター試験で、ノーミスで満点を取るよりは780点の方が断然易しいのではないかというのが印象です。
TOEICの試験内容自体が高校生向きかどうかは別として、TOEICを毎回受験している者の個人的な感想・考えを述べてみたいと思います。
高校生がTOEICを勉強するメリット
TOEICスコアがセンター試験の代わりになるのは高校生にとって選択肢が増えることはいいことだと思います。
しかも780点で満点扱いにしてくれるとしたらかなりメリットがあるでしょう。1発試験より年10回の公開試験で目標をクリアしておけばいいので、時間的な負担が分散できます。
高校2年生、高校3年の夏ぐらいまでに780点をクリアしていけば、他の科目の受験勉強に時間をかけることができます。
また、さらなる英語力のアップ(スピーキング、ライティングを含めてさらなる上のTOEFLなどの勉強に時間を配分する)することもできます。
ただ私が考える一番大きなメリットは、
リスニングのトレーニングする時間が増えること
でしょう。
センター試験では、リスニングの配点が全体の20%と完全に読解重視になっています。
さらにリスニングでは英文の読み上げが2回と負担をずいぶん減らしています。このような試験の内容だとどうしても読解偏重になりがちです。
これに対して、TOEICではリスニングの配点が半分です。しかもリスニングは点が取りやすいので、780点を目指すのであればリスニング重視の勉強法をする必要が出てきます。
会話をするためにはリスニング力が必須です。少なくとも現行のセンター試験よりリスニング力を伸ばすという点では、TOEICのほうが確実に勝っていると断言できます。
読解も重要だが…
書かれた文字情報を理解する読解も重要ですが、英語でのコミュニケーション力、特に会話においては、一定レベル以上のリスニング力は必要です、
スピーキングよりも先にリスニング力を身につける必要があります。相手の言っていることを理解しないで、「話すことだけ」ではコミュニケーションできません。
一方的に話すのなら別ですが、相手との会話を成り立たせるのは、まずは聞いて理解することから始まるわけですから。
まとめ
どんな試験も完ぺきではありません。ある一定の条件のもと(例えば英語の試験であれば、出てくる単語の難易度を一定レベルに抑えるなど)で作成されているわけです。
TOEICは、英語力を測る万能の試験ではないのは疑いもない事実でしょう。過大評価する必要もないし、過小評価する必要もないわけです。
中立的な立場から言って、TOEICという試験のメリットをいかすことはできます。できるのであれば、いかすべきです。
TOEICは、センター試験にない特徴を持っています。しかも、ここに書きましたようにメリットもあるので。個人的には高校生がTOEICという素材をつかって英語の勉強をするのは賛成です。
特にTOEICのリスニングの勉強では、高校で学べない多くのことを身につけられます。