英語の勉強を継続させるコツ!TOEIC、英検、TOEFL、IELTSなど試験を活用した英語の勉強法
日本の場合、高校から大学受験までは、学校の教科書に準拠した、比較的同じような英語の勉強をしてきていると思います。センター試験などの大学受験においても、高校までの学校教育で学んだことが試されます。
一方、高校卒業以降は、学校英語のように、ある程度共通する英語の勉強法はなく、各英語学習者が自らに合った勉強法を模索することになります。世の中には、様々な英語の勉強法や英語関連書籍・テキスト・音声や映像素材があり、それぞれ特徴と利点があります。
しかし、こうした英語の勉強法やテキスト・参考書などから、「その時点での英語力にマッチし、かつ継続的に取り組んで英語力を上げていけるもの」を探すのは、難しいのではないかと思われます。「あれも試したけど駄目だった」、「これもやったけど続かなかった」と英語力が伸びずに時間だけがただ過ぎていくことを経験された方も多いでしょう。
試験対策による勉強のメリット
すでに、英語の勉強法を確立していて、TOEICなどの試験をその時点でのレベルチェックに利用するというのもよく理解できます。試験対策は特別に何もしないで、定期的に英語の習熟度を測るために受験するという方法です。
こうした活用法とは別に、試験対策を積極的に英語のレベルアップに結びつけていくことも可能ではないかと考えております。特に、具体的な勉強法が見つからない、あるいは、ある勉強法をやってみたがうまくいかなかったときに、「一定期間、TOEICなどの試験対策を中心に英語の勉強する」こともありだと思います。
本ブログはTOIECメインですが、試験として、英検、TOEFL、IELTSなどを目標に集中的に勉強してみるというのでもいいでしょう。それぞれの実力や好みに合った試験をターゲットにするのがよいでしょう。
試験対策のメリットは、以下のようなものがあります。
試験という具体的な目標をもつことで継続的に学習しやすくなる
試験日を決めることで、より具体的に勉強計画を立てることができる。期限なく学習を続けるより、試験日という期限を設けることで、いい意味で自らにプレッシャーをかけられる。
スコアが出るので目標が設定しやすい
スコア(英検の場合は級)という客観的な数字で結果が出るので、目標が立てやすい。TOEICで現時点のスコアが400点の場合は、まず500点越えることを目標とするなど。
試験範囲を集中的に勉強することで、英語力の一部は確実にアップする
試験に出る範囲を集中的に勉強することで、その試験で要求される単語・語彙力やリスニング力などを伸ばすことができる。特に初級者の場合は、幅広く手を出すよりも、ある期間は集中的に狭い範囲を勉強した方が、記憶にも残りやすいし、身に付きやすいというのが個人的な見解です。
確かに試験対策の勉強は万能ではありません。SW試験を除いた一般のTOIEC公開試験の場合、スピーキングやライティングがないので、試験対策という点でこの2つを強化する必要性はありません。しかし、TOEICの試験対策をメインとすることで、単語力・語彙力、文法力、リスニング力、早く読む読解力などの「英語力の一部分」は強化されることは間違いないと考えます。
400点のスコアだった人が、700点を超えれば、以前と比べて確実に英語の基礎力はアップしていると思います。あまり聞き取れなかった英語が、前よりもわかるようになっていることでしょう。この時点で、聞き取りはだいぶできるようになったが、英語をアウトプットするスピーキング力が足りないと感じたら、話す力を強化する勉強にシフトしていくことは自然な流れだと思います。
まとめ
TOEICなどの試験を徹底的に活用して、英語のスキルの一部を向上させ、次の目標が見つかった時点で、その目標を達成するための必要なスキル・能力を強化する勉強に移行する(例:会話力を上げる、ビジネスメールのライティング力を上げる、経済誌などの専門的な記事を読む読解力を上げるなど)という英語学習経路も一つの選択肢として検討してみる価値はあると思います。