TOEIC Part 5の主語と動詞の一致を攻略|600点に必要な単数・複数の見分け方

TOEIC Part 5では、主語が単数か複数かによって正しい動詞の形を選ぶ「主語と動詞の一致」の問題が出題されます。

このタイプで大切なのは、動詞のすぐ前にある名詞に反応するのではなく、「本当の主語」を見つけることです。

主語と動詞の間に前置詞句や修飾語が入ると、直前の名詞につられて間違えやすくなります。


600点を目指す段階では、細かな例外をすべて覚える必要はありません。

まず「主語を見つける → 単数・複数を確認する → 動詞の形を決める」という基本手順を身につけ、Part 5でよく問われるパターンを優先して覚えましょう。

主語と動詞の一致とは?

現在形では、主語が単数か複数かによって動詞の形が変わります。


The manager works in Tokyo.

そのマネージャーは東京で働いています。


The managers work in Tokyo.

そのマネージャーたちは東京で働いています。


be動詞でも同じです。


The report is ready.

その報告書は準備できています。


The reports are ready.

それらの報告書は準備できています。


まずは次の基本を押さえましょう。

  • 単数主語 → 単数動詞
  • 複数主語 → 複数動詞

TOEICでは「本当の主語」を見つけることが重要

Part 5では、主語と動詞の間に前置詞句や修飾語が入り、本当の主語が見えにくくなることがあります。

The results of the customer survey are encouraging.

顧客アンケートの結果は好ましいものです。


動詞areの直前にはsurveyという単数名詞がありますが、主語はsurveyではなくresultsです。


このような文では、前置詞句をいったん外して考えると文の骨格が見えやすくなります。


The results [of the customer survey] are encouraging.

→ The results are encouraging.


この方法は「文の基本構造」の記事で扱った「修飾部分を外して骨格を見る」という考え方と同じです。

ofの後ろの名詞につられない

特に注意したいのが、主語の後ろにof+名詞が続く形です。


The quality of the products is excellent.

その製品の品質は非常に優れています。


productsは複数形ですが、主語の中心はqualityなので単数動詞isを使います。


The results of the tests are available online.

検査結果はオンラインで確認できます。


testsではなくresultsが主語なので、複数動詞areを使います。


Part 5では、ofの後ろの名詞ではなく、ofの前にある主語の中心語を見る習慣をつけましょう。

the number ofとa number ofの違い

TOEICで特に覚えておきたいのが、the number ofとa number ofです。形は似ていますが、動詞の一致が異なります。

表現意味・考え方動詞
the number of+複数名詞「〜の数」→ 主語はnumber単数
a number of+複数名詞「多くの〜」→ 複数名詞をまとめて表す複数

The number of applicants is increasing.

応募者の数は増えています。

A number of applicants are waiting outside.

多くの応募者が外で待っています。

「the number of=単数」「a number of=複数」は、Part 5でそのまま得点につながりやすい定番として覚えておきましょう。

each・every・oneは単数扱い

意味上は複数の人や物を指していても、each、every、oneは基本的に単数扱いです。

Each employee receives an identification card.

各従業員には身分証明書が支給されます。


Every applicant is required to submit a résumé.

すべての応募者は履歴書を提出する必要があります。


each of+複数名詞でも、主語の中心はeachなので単数扱いです。


Each of the employees is required to attend the meeting.

従業員はそれぞれ会議への出席を求められています。


one of the+複数名詞も同じ考え方です。


One of the managers is responsible for the project.

マネージャーの一人がそのプロジェクトを担当しています。


managersが複数形でも、主語はOneなので単数動詞isを使います。

both・several・manyは複数扱い

一方、both、several、manyなどは複数扱いです。


Both employees are available today.

両方の従業員が本日対応可能です。


Several applicants have experience in sales.

数人の応募者が営業経験を持っています。


Many customers prefer online payment.

多くの顧客がオンライン決済を好みます。


600点向けでは、まず「each / every / one → 単数」「both / several / many → 複数」と大きく整理しておくと効率的です。

everyone・someoneなどの不定代名詞は単数扱い

everyone、everybody、someone、somebody、anyone、anybody、no oneなどは、意味上は複数の人を含むことがありますが、文法上は単数扱いです。


Everyone is required to wear an ID badge.

全員がIDバッジを着用する必要があります。


Someone has left a message for you.

誰かがあなたに伝言を残しました。


「人がたくさんいるから複数」と考えず、これらの不定代名詞は単数と覚えておきましょう。

either・neitherは基本的に単数扱い

eitherとneitherを単独で主語として使う場合も、基本的に単数扱いです。


Either option is acceptable.

どちらの選択肢でも受け入れられます。


Neither proposal meets the requirements.

どちらの提案も要件を満たしていません。


either A or B、neither A nor Bのような並列構造では一致の考え方が少し複雑になるため、600点を目指す段階では、まず単独のeither / neitherを優先して覚えれば十分です。

andで結ばれた主語は基本的に複数

A and Bのように2つの主語がandで結ばれている場合は、基本的に複数扱いです。


The manager and the assistant are attending the conference.

マネージャーとアシスタントは会議に出席します。


細かな例外もありますが、600点段階では「A and B → 基本的に複数」と覚えておけば十分です。

there is / there areにも注意しよう

案内文や説明文でよく使われるthere is / there areも確認しておきましょう。


There is a meeting at 3 P.M.

午後3時に会議があります。


There are several meetings this week.

今週はいくつか会議があります。


there自体で単数・複数が決まるのではなく、後ろに続く名詞が単数か複数かを確認します。

  • There is+単数名詞
  • There are+複数名詞

Part 5では動詞の選択肢を見たら「一致」を疑う

選択肢に次のような形が並んでいたら、時制だけでなく主語と動詞の一致を問う問題の可能性があります。

  • is / are
  • has / have
  • works / work
  • requires / require

選択肢を見た段階で「主語は何か」「単数か複数か」を確認する意識を持つと、全文を細かく訳さなくても正解を絞りやすくなります。

TOEIC Part 5の一致問題はこの順番で解こう

1.選択肢を見る

単数形と複数形の動詞が並んでいないか確認します。

2.述語動詞を確認する

どの動詞の形を決める問題なのか確認します。

3.本当の主語を探す

動詞の直前の名詞に飛びつかず、文の主語の中心語を探します。

4.修飾語をいったん外す

of+名詞やその他の前置詞句、分詞による修飾などをいったん外して骨格を見ます。

5.単数・複数を判断する

主語が単数か複数かを確認して、動詞の形を決めます。

基本の順番は、「動詞 → 主語 → 修飾語を外す → 単数・複数 → 正解」です。

TOEIC Part 5練習問題

問題1

The results of the survey ——- encouraging.

(A) is (B) are


正解:(B) are


主語はsurveyではなくresultsです。of the surveyを外すとThe results are encouraging.となります。

問題2

The number of participants ——- increasing.

(A) is (B) are


正解:(A) is


主語はThe numberなので単数扱いです。

問題3

Each employee ——- a security badge.

(A) receive (B) receives


正解:(B) receives


Eachは単数扱いなので、三人称単数現在のreceivesを使います。

問題4

One of the managers ——- responsible for hiring.

(A) is (B) are


正解:(A) is


managersは複数形ですが、主語はOneなので単数動詞isを使います。

問題5

There ——- several reasons for the delay.

(A) is (B) are


正解:(B) are


後ろのseveral reasonsが複数なのでareを使います。

600点を目指すならどこまで覚える?

600点段階では、主語と動詞の一致の細かな例外をすべて覚える必要はありません。次の順番で優先すると効率的です。

最優先

  • 単数主語+単数動詞 / 複数主語+複数動詞
  • 主語と動詞の間の前置詞句を外して考える
  • the number of / a number of
  • each / every
  • one of the+複数名詞

次に重要

  • everyone / someoneなどの不定代名詞
  • both / several / many
  • either / neither
  • there is / there are

600点を取ったあとでもよい

  • either A or B / neither A nor Bの細かな一致
  • 集合名詞の単数・複数の細かな使い分け
  • 複雑な倒置構文での一致

まとめ|動詞の直前ではなく「本当の主語」を見る

TOEIC Part 5の主語と動詞の一致問題では、動詞の直前にある名詞だけを見て判断すると間違えることがあります。

まず本当の主語を見つけ、その主語が単数か複数かを確認しましょう。

  • of+名詞などの修飾部分はいったん外して考える
  • the number of+複数名詞 → 単数
  • a number of+複数名詞 → 複数
  • each / every / one → 単数
  • both / several / many → 複数
  • everyone / someoneなど → 単数

主語と動詞の一致を理解すると、Part 5で動詞の形を選ぶスピードと正確さが上がります。

次の記事では「時制」を取り上げ、現在・過去・未来・現在完了などを、文中の時間表現や文脈からどう見分けるかを解説します。

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