TOEIC900点への道のり 3

TOEIC900点への道のりシリーズ第3弾です。ショウタさんのTOEIC学習内容とコメントは以下のようになります。今回はパート5の語彙問題の解き方、副詞節で主語とbe動詞が省略されるケースなどをまとめました。弱点を自覚し、その改善のプロセスがリンクしてきているはいい傾向です。

実績 第2週 3/20-3/26

・勉強時間:19時間

・勉強内容

金フレ:多義語

公式問題集8 TEST1 : Reading 見直し

韓国既出問題集3 TEST1 : Listening Reading 模擬試験

レッスン Part 5 気づき

問題文全体の意味を理解して解答する問題は全体の2割程度

【コメント】

パート5の問題は、空所の前後を中心に見て判断できる問題が8割程度です。問題文すべてを読んで意味を取らなければならない問題は残りの約2割です。リーディングの解答時間が足りなくなる場合は、いかにパート5で時間を節約し、パート7に時間を割り当てるかが重要となります。

例えば、品詞問題では空所の前後を中心に見ることで判断できることが多いです。前後1語を見ただけで5秒以内に解ける問題があります。語彙問題でもコロケーション的な知識を活用する方法で空所の前後だけで解ける問題が多く含まれます。

語彙問題でコロケーション的な知識を活用する方法についてこれから説明したいと思います。

まずは、パート5的な日本語の例題で考えてみましょう。

【例題1】 

彼女は来年アメリカの大学に留学するために英語力を___必要があった。

( A ) 注文する ( B ) 参加する ( C ) 伸ばす ( D ) 展示する

空所に適切なのは「( C ) 伸ばす」です。

この問題で見るべき箇所は「英語力を___(する)」(何をどうする)であることがわかります。英語力と合う動詞は「( C ) 伸ばす」しかありません。「何をどうする」という動詞と目的語の関係で、この部分だけ読んで「彼女は、来年アメリカの大学に留学するために」を読まなくても正解を選べる問題です。

この問題は日本語なので最初から読んでも時間はあまりかわりません。しかし、TOEICパート5の問題の場合、正解を見つけるのに重要でない個所を読み、その中に知らない単語が出てくると時間を使ってしまいます。TOIECのリーディングで時間を有効に使うためには、パート5では全文を読んでしっかり意味を取る問題と前後を中心に読んで判断していく解答方法をマスターして、いい意味で手抜きをすることをお勧めします。

品詞問題の選択肢の中に名詞、動詞の両意味がある単語に注意

ex. respect, market, delay, use, result …

【コメント】

品詞問題の選択肢の中に動詞と名詞が同じ形のものを入れてくるケースがあります。例えば正解が名詞respectになる場合、respectを動詞だけ覚えていて、名詞があることを知らないとrespectを除外して間違った選択肢を選んでしまいます。

TOEICパート5で出そうな動詞、名詞が同じ形の単語はそれほど多くないので問題集やテキストに出てきたときに都度覚えていけばいいでしょう。

文法・語彙知識

1.動詞の語法

inform 人 of/about こと、notify 人 of/about こと

inform 人 that節、notify 人 that節

2.期間の前の前置詞にforが使える

例:for the last three years

3.接続詞 主語が一致すれば、接続詞の副詞節の中の主語とbe動詞の省略が可能

【コメント】

次のような場合に副詞節内の主語とbe動詞が省略可能になります。

  • 副詞節中の主語が、主節の主語と同じ
  • 副詞節中のbe動詞 (進行形のbe動詞+動詞ing形や受動態のbe動詞+動詞ed形を含む)

【例文1】

While he was cleaning his room, he found some old photos.

共通の主語heとbe動詞wasを省略して

→While cleaning his room, he found some old photos.

(彼が部屋を掃除している間に、いくつかの古い写真を見つけた。)

【例題2】

Although she was tired, she continued working.

共通の主語sheとbe動詞wasを省略して

→Although tired, she continued working.

(疲れていたが彼女は働き続けた。)

ショウタさんの感想

Part5について

空欄前後、問題選択肢のみを見て解答する練習をしています。この訓練をすればPart6にも応用できることにも気づきました。時間の短縮がさらに期待できます。

また、語彙、意味問題の場合、金フレでカバーできない単語、名詞句も時々出てくるため、その都度覚えるようにしています。

【コメント】

パート5で空所を中心に見る解答方法を実践することで、以前は12分以上かかっていたのが10分台まで正解率を落とさずスピードアップしてきているのはいい傾向です。この調子で頑張りましょう。

パート6の一部の問題も前後を見て正解を選べる問題があるので継続的に練習して応用すべきです。

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