知っている簡単な英単語の落とし穴!TOEICでは別の意味で出るので要注意
簡単な単語でも、あなたの知っている意味と異なれば、英文を理解することができません。
英単語には、いろいろな意味があるものがあり、時には、話の前後関係で判断して使い分ける必要があります。
shipの意味は「船」だけですか?
例えば、”ship”。
ほとんどの方が知っている基本的な英単語ですよね。ひとつの意味は「船」。しかし、これを「船」とだけで覚えていると次のような文の意味がわかりません。
Ship the package today.
Shipを「船」と思い込むと、全く理解できません。
「船、その小包、今日」で意味をなしません。
ここでのShipは、名詞の「船」ではなく、動詞の「配送する・出荷する・送る」という意味で使われています。
* 派生語でshippingもあり、shipping cost(送料、配送費)のような形で出てくることもあります。
TOEICでは、「船」よりも、ビジネスの現場で何かを発送するようなシーンで「出荷する、配送する」という意味で出てくるケースが多いです。
文自体は、動詞の原形が文頭にきた命令文です。意味は「その小包を今日送ってください」となります。
リスニングでこのような文が出た場合、4つの英単語を正確に聞き取れても、意味をとらえることができません。”ship”の別の意味を知らないと反応できません。
別の例を取り上げましょう。
bookの意味は「本」だけですか?
I’m going to book a room tomorrow.
bookを名詞の「本」と思い込むと意味が理解できません。ここでのbookは、動詞の「予約する」という意味で、reserve(予約する)と同じ意味です。
最後にもうひとつ。
住所以外のaddressの意味は?
「住所」という名詞以外に、動詞としてよくでる意味があります。addressも動詞で使われるとき、「住所」からかけ離れた意味になるので注意が必要です。
動詞で”address a speech”(演説をする)という使われ方もありますが、「(問題などに)対処する、取り組む」という意味でTOEICによく出てきます。
address a business issue (ビジネスの問題に取り組む)
address customer needs (顧客のニーズに対処・対応する)
address a question (問題に対処する)
まとめ
単語自体は知っているがTOEICでよく使われる意味を知らないものは、TOEIC初級者・中級者の盲点となるところです。
こうした単語は、多くはないですが、問題集や参考書・テキストなどで出会ったときはきっちり押さえておきましょう。想定外の意味を知ったときは、記憶に残りやすいと思います。
ちなみに、私の場合、addressに「対処する、取り組む」という意味があるのを知ったのは去年TOEICの勉強をし始めてからです。
過去には全くノーチェックで、そんな意味があるなんて知りませんでした。思いもつかない意味だったのでびっくりしました。この衝撃!?のおかげで、1発で覚えることができました。