TOEIC単語問題集レビュー「新TOEIC(R)TEST 単語特急」
新TOEIC(R)TEST 単語特急
TOEICの傾向をとらえた、PART5形式の問題集です。TOEICに出そうな単語が多く入っています。本書の著者である森田先生は、国内だけでなくアメリカ・韓国・中国でもTOEICを受験されていています。(※なかなかマネできません。スゴイです!!)
収録問題数は100問と多くはありませんので、本書だけでTOEICの頻出単語をすべてカバーするとは言えませんが、TOEICを受験経験が浅い方、TOEICのスコアがあまり高くない方がTOEICの頻出語の一部を覚えていくきっかけになるでしょう。
問題を解きながら単語を覚える方法
単語集で覚えるのが苦手な方は、本書のような問題集を繰り返しやりながら覚えるのも試してみる価値はあります。
私の場合、単語を覚えるのは、単語集でなく問題をやりながら覚えるスタイルを取ってきました。単語集で覚えるより、問題を解いて、その過程で覚える方がとっつきやすいというのがその理由です。
問題を解くのであればクイズを解くような感覚でやれます。最初から単語を覚えようとせずに、「問題を解く」ことだけをやるのであれば、心理的にハードルが低く、自分に合っているということです。
単語を覚えることを第一の目的とはしていないのですが、実はこの「問題を解いて」、答え合わせをする過程が単語を覚えるきっかけになります。問題を解いてわからかったり、間違えたりすると、くやしい思いもしますし、印象に残ります。このような体験をすると、できなかった問題の単語の印象は強くなり、記憶に残りやすくなります。
別の機会に、再び同じ単語が出てきたとき、「あの問題集の最初のほうの問題で見た単語かな!?」といった感じで思い出すことがよくあります。その時、意味を思い出せないと、もっとくやしい思いをして、再び調べたりします。覚えにくい単語は、何度かくやしい思いを経験しつつ、記憶にしっかりと定着していくようになりました。
単語を覚えるのが苦手な方、単語集も買ったけど進まない方は、このような単語の問題集を入手して、「問題」を解きながら「単語」を覚えていくという方法もありますので、勉強法のひとつとして検討するのをお勧めいたします。