TOEIC PART5 練習問題581-590

解答　(C) prohibited

１．選択肢を確認して問題のタイプを見分ける。

選択肢を見ると、さまざまな動詞の形があるので「能動態・受動態・時制に関する動詞問題」と考えられます。主語と動詞の関係を確認しましょう。

２．解答のポイントを絞り込んで正解を選ぶ。

【注目すべき語句】

To maintain a professional environment, wearing inappropriate or casual attire in our corporate workplace is ——–.

空所の前が主語のwearing inappropriate or casual attire in our corporate workplace （当社の職場において不適切またはカジュアルな服装をすること）にbe動詞isが続きます。

「当社の職場において不適切またはカジュアルな服装をすること」は「禁止されている」という受動態の関係が適切です。したがって、be動詞+過去分詞で受動態になる(C) prohibited（動詞prohibit「禁止する」の過去または過去分詞形）を選択します。

時制や能動態・受動態に関する動詞問題は、

• 時制を決める語句はないか？
• 主語と動詞の関係は能動態が適切か、それとも受動態が適切か？

の2項目を確認することをお勧めします。

今回は、時制を決める語句は入っていないので、２番のみ確認すれば選択肢が絞り込めます。

【問題文意味】

職業環境を維持するため、当社の職場において不適切またはカジュアルな服装をすることは禁止されています。

【単語等】

・maintain（維持する）
・professional（専門的、職業上の）
・environment（環境）
・inappropriate（不適切な）
・corporate（企業の）
・workplace（職場）

解答　(D) promptly

１．選択肢を確認して問題のタイプを見分ける。

選択肢を見ると、似たようなスペルなので「品詞問題」と判断できます。文末の空所なので、後ろから見ていきましょう。

２．解答のポイントを絞り込んで正解を選ぶ。

【注目すべき語句】

The finance department requires all staff to submit travel expense reports to the accounting manager ——–.

to以下の空所の前はsubmit travel expense reports to the accounting manager（旅費報告書を経理マネージャーに提出する）で文として完結しています。したがって、空所には動詞submit（提出する）を修飾する副詞の(D) promptly（速やかに、すぐに）が適切です。

速やかに（promptly）に提出する（submit）

【問題文意味】

財務部は、全スタッフに旅費報告書を速やかに経理マネージャーに提出するよう求めている。

【単語等】

(A) prompted（動詞prompt【～を促す】の過去形または過去分詞形）
(B) promptness（名詞：迅速さ）
(C) prompts（動詞prompt【～を促す】の三人称単数形または名詞prompt【促進】の複数形）
・finance department（財務部）
・expense（費用）
・accounting（経理、会計）

解答　(B) his

１．選択肢を確認して問題のタイプを見分ける。

選択肢を見ると、主格、所有格、目的格などがあるので「代名詞問題」と判断できます。

２．解答のポイントを絞り込んで正解を選ぶ。

【注目すべき語句】

Mr. Wang, a local artist, will be hosting ——– gallery opening in the cultural center downtown next week.

空所の前後を見ます。空所の前が未来進行形のwill be hosting、後ろが名詞句gallery opening（ギャラリーオープニング）です。名詞句gallery openingを修飾する所有格の(B) his（彼の）が適切です。

代名詞問題は簡単なものが多いので取りこぼしのないようにしたいところです。

この問題は前後を中心に判断できるので全文の意味を考える必要のない「部分読み問題」となります。

【問題文意味】

地元のアーティストであるWangさんは、来週商業地区の文化センターでギャラリーのオープニングを開催する。

【単語等】

・local（地元の）
・cultural（文化の）
・downtown（商業地区）

解答　(A) Owing to

１．選択肢を確認して問題のタイプを見分ける。

選択肢を見ると、(A) Owing to（前置詞）、(B) Despite（前置詞）、（C）Because（接続詞）、(D) So that （接続詞：～できるように）の【接続詞・前置詞問題】であることがわかります。接続詞・前置詞問題では、空所の後ろの形が主語+動詞であれば接続詞、空所の後ろの形が名詞句であれば前置詞が正解になります。

【文頭に接続詞がくる場合】

１．（接続詞）+（主語S）+（動詞V）, （主語S）+（動詞V）.

【文の途中に接続詞がくる場合】

２．（主語S）+（動詞V）+（接続詞）+（主語S）+（動詞V）.

一方、前置詞が正解になる場合は、前置詞の後に動詞がなく、次のような形になります。

【文頭に前置詞がくる場合】

３．（前置詞）+（名詞句）, （主語S）+（動詞V）.

【文の途中に前置詞がくる場合】

４．（主語S）+（動詞V）+（前置詞）+（名詞句）.

【注目すべき語句】

——- a sharp increase in the cost of raw materials, the final price of our product has risen considerably.

空所の後ろからカンマまでは名詞句で主語+動詞の形ではありません。カンマ以降は主語the final price of our product と動詞has risenが続きます。したがって、上の３のパターンになり空所には前置詞が入ることがわかります。前置詞は(A) Owing to（～のために）と(B) Despite（～にもかかわらず）の２つあるので文全体の意味を考える必要があります。

カンマまでの意味は「原材料コストの急上昇」、カンマ以降は現在完了時制で「当社製品の最終価格は大幅に上昇した」。カンマ前と以降をつなぐ適切な前置詞は(A) Owing to（～のために）です。

この問題は文全体の意味を考える必要のある「全文読み問題」となります。

【問題文意味】

原材料コストの急上昇のため、当社製品の最終価格は大幅に上昇した。

【単語等】

・sharp（急な、著しい）
・raw material（原材料）

解答　(C) Diversifying

１．選択肢を確認して問題のタイプを見分ける。

選択肢を見ると、似たようなスペルなので「品詞問題」と判断できます。まず動詞の位置を確認しましょう。

２．解答のポイントを絞り込んで正解を選ぶ。

【注目すべき語句】

——– the marketing strategies can help reach different target audiences and increase brand awareness.

問題文の動詞はcan helpのところと考えられます。reachやincreaseも動詞ですが、help + 【動詞の原形】の中の【動詞の原形】にあたり、問題文全体の動詞ではありません。

can helpを動詞とするとその前全体が主語になります。the marketing strategiesの前に置いて主語を作ることができるのは動名詞の(C) Diversifyingです。

Diversifying the marketing strategies （マーケティング戦略を多様化すること）

【問題文意味】

マーケティング戦略を多様化することで、異なるターゲット層にリーチし、ブランド認知度を高めることができます。

【単語等】

(A) Diverse（形容詞：さまざまな、多様な）
(B) Diversity（名詞：多様性、差異）
(C) Diversify（動詞：多様化する）
・strategy（戦略）
・target audience（〔広告などの〕対象、視聴者）
・brand awareness（ブランド認知度）

解答　(A) who

１．選択肢を確認して問題のタイプを見分ける。

選択肢を見ると、さまざまな関係代名詞があるので「関係代名詞問題」と判断できます。

２．解答のポイントを絞り込んで正解を選ぶ。

【注目すべき語句】

Employees ——– have worked for Mirage View Inn for over five years receive an additional week of vacation time.

空所の前後を見ます。空所の前がEmployees （従業員）、後ろが現在完了のhaveに過去分詞workedが続きます。したがって、空所には先行詞Employeesは人で、後ろのhave workedをつなぐことができるのは主格の関係代名詞(A) whoが適切です。

関係代名詞：人が先行詞で主格の場合はwho(またはthat）

この問題は空所の前後を中心に判断できるので全文の意味を考える必要のない「部分読み問題」となります。

【問題文意味】

Mirage View Innで5年以上働いている従業員は、追加で1週間の休暇時間を受け取ります。

【単語等】

・employee（従業員、社員）
・vacation（休暇）

解答　(C) extremely

１．選択肢を確認して問題のタイプを見分ける。

選択肢がすべて-lyで終わる副詞なので「語彙問題」であることがわかります。空所の副詞が修飾する直後の形容詞が特にヒントになります。

２．解答のポイントを絞り込んで正解を選ぶ。

【注目すべき語句】

Eating a balanced diet and exercising regularly are ——– important for maintaining good health.

空所の前が、現在時制のbe動詞are、後が形容詞のimportant（重要である）です。現在時制で使われ後ろが形容詞importantと合う副詞は(C) extremely（非常に）でこれを選びます。(A) formerlyは「以前は」という意味でimportantと一緒に使われますが、現在時制と合わないので不適切です。

この問題は形容詞と修飾する副詞の相性および時制を確認すれば解ける問題で、全文の意味を考える必要のない「部分読み問題」となります。

【問題文意味】

バランスの良い食事を摂り、定期的に運動することは、健康を維持するために非常に重要です。

【単語等】

(B) affordably（手頃な価格で）
(D) respectfully（敬意を表して）
・regularly（定期的に）
・maintain（維持する）

解答　(C) influence

１．選択肢を確認して問題のタイプを見分ける。

選択肢がすべて動詞の原形なので「語彙問題」であることがわかります。空所の後の目的語がヒントです。

２．解答のポイントを絞り込んで正解を選ぶ。

【注目すべき語句】

Understanding cultural differences can help multinational corporations better ——– consumer preferences in diverse markets.

空所の後ろが目的語consumer preferences （顧客の好み）です。これに合うのは(C) influence（影響を与える）です。

(A) acquire：「獲得する」という意味ですが、この文脈では消費者の好みを「獲得する」とは言いません。

(B) convince：「納得させる」という意味ですが、この文脈では消費者の好みを「納得させる」とは言いません。

(D) persuade：「説得する」という意味ですが、この文脈では消費者の好みを「説得する」とは言いません。

この問題は空所の後を見て判断できる問題で、全文の意味を考える必要のない「部分読み問題」となります。

【問題文意味】

文化の違いを理解することは、多国籍企業が多様な市場における消費者の好みに影響を与えるのに役立つ。

【単語等】

・cultural（文化の）
・multinational（多国籍の）
・corporation（企業）
・diverse（多様な）

解答　(D) extensive

１．選択肢を確認して問題のタイプを見分ける。

選択肢を見ると、似たようなスペルなので「品詞問題」と判断できます。空所の前後を見て判断できるものが多いので前後を確認しましょう。

２．解答のポイントを絞り込んで正解を選ぶ。

【注目すべき語句】

Mr. Reid wrote his thesis based on an ——– study about the influence of advertising on consumer behavior.

空所の前後を見ます。空所の前が冠詞an、後ろが名詞study （研究）。したがって空所には形容詞の(D) extensive（広範囲にわたる、詳細な）が適切です。

品詞問題の基本公式：　【冠詞】+【形容詞】+【名詞】

TOEICパート5の品詞問題は、空所の前後を見て判断できる問題が多いので、まずは前後を見ましょう。前後を見て解ける問題は、短時間で終えてパート７に時間を残しましょう。

この問題は前後のみで判断できるので全文の意味を考える必要のない「部分読み問題」となります。

【問題文意味】

Reidさんは、広告が消費者行動に与える影響に関する広範な調査に基づいて論文を書いた。

【単語等】

(A) extend（動詞：延長する）
(B) extensively（副詞：広範囲にわたって）
(C) extent（名詞：範囲、程度）
・thesis（論文）
・based on（～に基づいて）
・influence（影響）
・advertising（広告）
・consumer（消費者）
・behavior（行動）

解答　(B) nearby

１．選択肢を確認して問題のタイプを見分ける。

選択肢がすべて形容詞なので「語彙問題」と考えられます。空所の後の名詞がヒントです。

２．解答のポイントを絞り込んで正解を選ぶ。

【注目すべき語句】

After the conference ended, the attendees went to ——– restaurants to continue their discussions over dinner.

空所の後ろがrestaurants（レストラン）。これに合う形容詞は(B) nearby（近くの）でこれを選びます。

この問題は空所の後を見て判断できる問題で、全文の意味を考える必要のない「部分読み問題」となります。

【問題文意味】

会議が終了した後、出席者たちは近くのレストランへ行き、夕食をとりながら議論を続けた。

【単語等】

(A) diligent（勤勉な）
(C) short（短い）
(D) versatile（多才な、多機能の）
・conference（会議）
・attendee（出席者）
・continue（続ける）