TOEIC PART5 練習問題651-660

解答　(B) productivity

１．選択肢を確認して問題のタイプを見分ける。

選択肢を見ると、似たようなスペルなので「品詞問題」と判断できます。空所の前後から確認していきましょう。

２．解答のポイントを絞り込んで正解を選ぶ。

【注目すべき語句】

Implementing flexible hours has significantly increased employee ——– across departments.

空所の前は、動詞increased（向上させた）に名詞employee（従業員）が続きます。空所の後は前置詞across（～中に、～のいたる所に）です。動詞increasedの目的語として、複合名詞のemployee productivity（従業員の生産性）とすると意味が通るので、(B) productivity（生産性）を選びます。

品詞問題の基本公式：　目的語は名詞（句）

TOEICパート5の品詞問題は、空所の前後を見て判断するスキルが必要です。特に、動詞の後に続く名詞（目的語）や形容詞、副詞の位置関係に注意することで、正解を導き出すことができます。

この問題は “increased” の後に目的語として名詞が必要なので、その観点から選択肢を絞り込むと、解答にたどり着きやすくなります。

【問題文意味】

フレックスタイム制の導入により、部門を問わず従業員の生産性が大幅に向上した。

【単語等】

(A) produced（produce「生産する」の過去または過去分詞形）
(C) productive（形容詞：生産的な）
(D) productively（副詞：生産的に）
・implement（導入する、実施する）
・flexible hours（フレックスタイム制）
・significantly（大幅に）
・employee（従業員）
・department（部門）

解答　(D) as soon as

１．選択肢を確認して問題のタイプを見分ける。

選択肢を見ると、前置詞、副詞、前置詞、接続詞の【接続詞・前置詞・副詞問題】であることがわかります。接続詞・前置詞・副詞問題では、空所の後ろの形が主語+動詞であれば接続詞、空所の後ろの形が名詞句であれば前置詞が正解になります。

【文頭に接続詞がくる場合】

１．（接続詞）+（主語S）+（動詞V）, （主語S）+（動詞V）.

【文の途中に接続詞がくる場合】

２．（主語S）+（動詞V）+（接続詞）+（主語S）+（動詞V）.

一方、前置詞が正解になる場合は、前置詞の後に動詞がなく、次のような形になります。

【文頭に前置詞がくる場合】

３．（前置詞）+（名詞句）, （主語S）+（動詞V）.

【文の途中に前置詞がくる場合】

４．（主語S）+（動詞V）+（前置詞）+（名詞句）.

２．解答のポイントを絞り込んで正解を選ぶ。

【注目すべき語句】

The building will open to the public ——– the new renovations are complete.

空所の前は “The building will open” という主語+動詞の形です。空所の後ろも “the new renovations are” という主語+動詞の形です。この構文は先に示した２のパターンに該当し、空所には接続詞が入ることがわかります。選択肢の中で接続詞は、(D) as soon as（～するとすぐに）のみです。したがって、(D) as soon as（～するとすぐに）を選びます。

この問題も空所の前後の文の構造を確認することで解答を導き出せるため、全文の意味を詳しく考える必要はない「部分読み問題」として扱えます。

【問題文意味】

新しい改修が完了するとすぐに、その建物は一般公開されるだろう。

【単語等】

(A) as a result of（前置詞：～の結果として）
(B) rather（むしろ、それより）
(C) instead of（前置詞：～の代わりに）
・public（一般の人々、公共）
・renovation（改修、修復）
・complete（完了する）

解答　(C) support

１．選択肢を確認して問題のタイプを見分ける。

選択肢がすべて動詞であることから、この問題は「動詞の語彙問題」と考えられます。この問題は文全体の意味を考えていきましょう。

２．解答のポイントを絞り込んで正解を選ぶ。

【注目すべき語句】

Government grants are crucial to ——– the ongoing maintenance of public infrastructure.

文脈から、政府の助成金が公共インフラの継続的な維持に「何」であるかを示しています。適切な動詞は「公共インフラの継続的な維持を助ける・支える」意味が必要です。この文脈で意味が合うのは(C) support（支援する、支える）です。

【問題文意味】

政府の助成金は、公共インフラの継続的な維持を支えるために非常に重要です。

【単語等】

(A) install（取り付ける、設置する）
(B) substitute（代わりに用いる、代替する）
(D) please（喜ばせる）
・grant（助成金）
・crucial（非常に重要な）
・maintenance（維持）
・infrastructure（インフラ、基盤施設）

解答　(B) them

１．選択肢を確認して問題のタイプを見分ける。

選択肢を見ると、所有格、目的格、所有代名詞、主格があるので「代名詞問題」と判断できます。空所の前後を確認することで、正しい代名詞を選びます。

２．解答のポイントを絞り込んで正解を選ぶ。

【注目すべき語句】

We interviewed Sasha Allen and Sarah Lopez to understand what motivates ——–.

空所に入る代名詞は、Sasha AllenとSarah Lopezの二人を動詞motivates（動機づける）の目的語として受けるものである必要があります。したがって目的格の(B) them（彼女たちを）が適切です。

【問題文意味】

私たちはSasha AllenとSarah Lopezにインタビューし、彼女たちを動機づけているものを理解した。

【単語等】

・interview（インタビューする、面接する）
・motivate（動機づける）

解答　(C) authority

１．選択肢を確認して問題のタイプを見分ける。

選択肢がすべて名詞なので「語彙問題」と考えられます。空所の後の方を確認していきましょう。

２．解答のポイントを絞り込んで正解を選ぶ。

【注目すべき語句】

Each department head has the ——– to manage their team’s tasks.

空所の後にto manage their team’s tasks（チームのタスクを管理するための）という不定詞が続きます。この文脈に合わせて、部署の責任者がチームのタスクを管理する「権限」や「権力」を持っていることを示す単語が適切です。そのため、(C) authority（権限）が適切です。

【問題文意味】

各部署の責任者は、チームのタスクを管理する権限を持っています。

【単語等】

(A) claim（請求、主張）
(B) conclusion（結論）
(D) registration（登録）
・department head（部署の責任者、部長）
・manage（管理する）

解答　(B) both

１．選択肢を確認して問題のタイプを見分ける。

選択肢を見ると、neither、both、eitherなどがあるので、相関接続詞の問題と考えられます。相関接続詞のペアとしてどれが適切であるかを考える必要があります。

２．解答のポイントを絞り込んで正解を選ぶ。

【注目すべき語句】

Our commitment to sustainability benefits ——– the environment and our reputation.

空所の後ろが、the environment and our reputation（環境と我々の評判）でA  and Bの形です。したがって空所には(B) bothが適切です。

相関接続詞のまとめは以下のようになります。

either A or B                 「AかBのどちらか」

neither A nor B              「AもBもどちらも～ない」

both A and B                 「AもBも両方～」

not only A but (also) B     「AだけでなくBも」

この問題は、相関接続詞のペアとなる語を確認すれば判断できるので全文の意味を考える必要のない「部分読み問題」となります。

【問題文意味】

私たちの持続可能性への取り組みは、環境と私たちの評判の両方に利益をもたらします。

【単語等】

(A) neither（どちらも～ない）
(C) either（どちらか一方）
(D) among（前置詞：～の中で）
・commitment（献身、深い関与）
・sustainability（持続可能性）
・benefit（利益をもたらす）

解答　(D) Had

１．選択肢を確認して問題のタイプを見分ける。

選択肢を見ると、接続詞が３つありますが、hadが入っているので、仮定法過去完了の形やその倒置形が使われているかをチェックしましょう。

２．解答のポイントを絞り込んで正解を選ぶ。

【注目すべき語句】

——– we been aware of the road closures, we would have chosen a different route.

空所の後に主語”we”と過去分詞”been”が続いています。カンマ以降はwe would have chosenで仮定法過去完了の形になっています。したがって、ifを省略して、hadを前に出した仮定法過去完了の倒置形と考え、(D) Hadが適切です。

＜倒置文＞

Had we been aware of the road closures, we would have chosen a different route.

＜ifを戻した文＞

If we had been aware of the road closures, we would have chosen a different route.

＜仮定法過去完了＞

仮定法過去完了は、過去の事実とは逆の仮定を表す時に使用されます。この文では、もし我々が道路の閉鎖を知っていたなら、別のルートを選んだだろうという事実とは逆の仮定を述べています。

【問題文意味】

我々が道路の閉鎖を知っていたならば、別のルートを選んでいたでしょう。

【単語等】

・aware（気づいて）
・road closure（道路閉鎖）
・route（ルート）

解答　(D) of

１．選択肢を確認して問題のタイプを見分ける。

選択肢には前置詞や接続詞が含まれているので、この問題は「語彙問題」および「前置詞の適切な使い方」に関連していると考えられます。特に空所の後ろに来るキーワードを確認しましょう。

２．解答のポイントを絞り込んで正解を選ぶ。

【注目すべき語句】

Once the delegates arrive in the morning, we intend to give them a tour ——– our factory.

この文のキーワードは “a tour” で、それに続く正しい前置詞を選ぶ必要があります。この文脈で正しい前置詞は “of” で、”a tour of [場所]” という形になります。この構造は、ある場所や施設を案内する場合の一般的な表現方法です。

したがって、空所には(D) ofを選びます。

【問題文意味】

代表団が朝に到着すると、私たちは彼らに当社の工場見学を行うつもりです。

【単語等】

(A) down（下へ）
(B) as（～として）
(C) into（～の中へ）
・once（いったん～したら）
・delegate（代表団）
・intend（～するつもりである）
・tour（見学）

解答　(C) relocating

１．選択肢を確認して問題のタイプを見分ける。

選択肢は動詞のさまざまな形と名詞形なので「品詞または動詞問題」と判断できます。空所の前後の情報を使用して、正しい形を特定します。

２．解答のポイントを絞り込んで正解を選ぶ。

【注目すべき語句】

The advantages and challenges of ——– the headquarters will be discussed in tomorrow’s board meeting.

空所の前が “The advantages and challenges of（～の利点と課題）” で、この後に続く形を確認する必要があります。前置詞”of” の後には、動名詞（-ing形）や名詞が適切です。候補は名詞の(B) relocation（移転）と動名詞の(C) relocating（移転すること）です。この２つの中で後ろのthe headquarters（本社）をつなぐことができる動名詞形の(C) relocatingが適切です。

“of relocating the headquarters” という構造が「本社を移転すること」を意味し、文全体の意味として合致します。

【問題文意味】

本社を移転することの利点と課題について、明日の役員会議で議論される予定です。

【単語等】

・advantage（利点）
・challenge（課題）
・headquarters（本社）
・board meeting（役員会議）

解答　(C) stringent

１．選択肢を確認して問題のタイプを見分ける。

選択肢がすべて形容詞であるため、「語彙問題」と考えられます。文脈をよく確認して、最も適切な形容詞を選びます。

２．解答のポイントを絞り込んで正解を選ぶ。

【注目すべき語句】

Due to increasing complaints, a more ——– inspection program was introduced.

この文は「増加するクレームのため、もっと○○な検査プログラムが導入された」という内容です。ここで空所に入る形容詞は、検査プログラムがより厳格であることや効果的であることを示すものが考えられます。

(A) simultaneous は「同時の」という意味で、この文脈には不適切です。

(B) negligent は「怠慢な」という意味で、文の内容とは逆の意味となりますので、不適切です。

(C) stringent は「厳格な」という意味で、増加するクレームに対応する新しい検査プログラムの特徴として適切です。

(D) complimentary は「無料の」や「お世辞の」という意味で、この文脈には不適切です。

よって、空所には(C) stringent（厳格な）が適切です。

【問題文意味】

増加するクレームのため、より厳格な検査プログラムが導入されました。

【単語等】

・complaint（クレーム、不平）
・introduce（導入する）
・inspection（検査）
・program（プログラム、計画）