TOEICリスニングで絶対実践したいマークシートの消去法テクニック
リスニングに自信がない方でも、すぐに実践できるマークシートのテクニックがあります。PART1、PART2 で効果を発揮するマークシートの記入方法を今回は説明いたします。ちょっとしたテクニックで10点、20点を積み上げることは可能です。
今年初の第187回1月12日のTOEIC公開試験まであとわずかですが、コツさえつかめばすぐに試験で試せます。
TOEICリスニングPART1とPART2の特徴
TOEICの試験の中で唯一選択肢が問題用紙に書かれていないPARTです。選択肢を選ぶ際に、文字情報を比較することができません。
完全に聞き取れていればいいのですが、確信を持てないと4択のPART1でD、3択のPART2でCまで聞いて、「答えがない!」という状態になりかねません。
それまでに聞いたものを忘れてしまい、結局のところ適当にマークしてしまうというのが多くのTOEIC受験者が経験することだと思います。
これを改善して少しでも正解率を上げる方法が、消去法を使ったマークシートの記入テクニックです。
消去法マークシートテクニックの手順
では、どのようにやるか具体的なステップごとに説明いたします。
通常選択肢を聞いたとき、つぎの3つの判断基準に分けられます。
- 正解(おそらく正解も含む)
- 保留(わからない、なんともいえないなど)
- 不正解(おそらく不正解も含む)
この3つの判断基準をベースにします。
PART1のマークシート方法
1. マークシートのAの上に鉛筆(またはシャーペン)の先を置く
2. 鉛筆の先をAの上に置いたままAの問題を聴く。
3. Aが正解、または保留の場合は、鉛筆の先はそのままの状態にする。(※正解の確信があればその場で塗りつぶしてもOK。)
4. Bの選択肢を聞く。
【4-1】 Bが正解と思えば、Bの上に鉛筆の先を移動する。
【4-2】 Bが不正解または保留の場合は、Aのままにする。
(※Aも保留の場合は、より正解に近いと思われるほうを選択)
5. Cの選択肢を聞く。
【5-1】 Cが正解と思えば、鉛筆の先をCの上に移動する。
【5-2】 Cが不正解または保留の場合は、移動せずにAまたはBのままにする。
6. Dの選択肢を聞く。
【6-1】 Dが正解と思えば、鉛筆の先をDの上に移動してマークする。
【6-2】 Dが不正解または保留の場合は、鉛筆の先がおかれているマーク(A、BまたはC)を塗りつぶす。
ポイントは、「答えに確信を持った場合、またはより確信のある選択肢が出てきた場合」のみ鉛筆の先を置いているマークをずらしていくことです。
このような方法を取ることで、不正解をはずし、正解に近いものを選んでいけるようになります。
うまく聞き取れなかった選択肢が正解である可能性もあります。微妙な場合、保留の選択肢に鉛筆の先をおいたままにしておきます。最後まで聞いて確信を持てる正解がない場合は、その微妙な選択肢を忘れないでマークすることができます。
PART2は、選択肢が3つですが、同じような手順でマークしていけますのでぜひ実践してみてください。
まとめ
ちょっとした工夫ですが、スコアを上げたいのなら使えるテクニックは使うべきでしょう。この消去法による鉛筆先のずらしテクニックはTOEIC上級者も実践している方法です。
このマークシート方法により、不正解だと思った選択肢を、可能な限り外していくことができます。正解の確信は持てないが、正解である可能性の高い選択肢を消去法で選ぶことができます。
知らなかった方、今まで試したことがない方は、やってみる価値ありです。