韓国のTOEIC問題集は何が違う
1000問模試と900点から990点までの勉強法
韓国のTOEIC教材を見ると、表紙に大きく「1000」と書かれた問題集が目につきます。日本の公式問題集は通常、フル模試2回分です。それに対して韓国では、ListeningとReadingにそれぞれ10回分を収録した大容量の実戦問題集が、定番シリーズとして販売されています。
私が韓国模試を知ったのは、インターネット上で何人かのTOEIC高得点者の勉強法を調べていたときでした。当時の私のスコアは900点ぴったり。そこから990点を目指す過程で、韓国模試をオンラインショップから大量に取り寄せ、模試を解いては間違いを確認し、また新しい模試へ進む学習を続けました。
本番より難しく感じる模試にも取り組んだことで、リスニングでは解答の精度が上がりました。リーディングでは読むスピードが上がり、言い換え表現にも慣れたため、解答根拠を素早く見つけられるようになりました。一方、韓国模試を大量に解けば、誰でも同じようにスコアが上がるわけではありません。私の場合は、国内の模試や問題集に取り組むことで900点まで到達していました。韓国模試によるトレーニングは、こうした学習の後、990点満点を目指して始めました。
この記事では、韓国の「1000問」教材がどのようなものかを確認したうえで、私が900点から990点までどのように使ったのか、日本人学習者が取り入れるなら何に注意すべきかを紹介します。
韓国の1000問TOEIC問題集とは
LCとRCにそれぞれ10回分を収録する
TOEIC Listening & Reading Testは、Listening 100問とReading 100問の合計200問です。韓国の代表的な1000問シリーズでは、LCとRCが別冊になっており、それぞれ100問×10回分を収録しています。
| 教材 | 収録内容 | フル模試換算 |
| LC 1000問 | Listening 100問×10回 | LC 10回分 |
| RC 1000問 | Reading 100問×10回 | RC 10回分 |
| LC・RCの2冊セット | 合計2,000問 | フル模試10回分 |
したがって、「1000問だからフル模試5回分」という数え方ではありません。LCの1000問とRCの1000問をそろえることで、フル模試10回分、合計2,000問を解ける構成です。
韓国では、Hackersの実戦1000シリーズのような民間出版社の教材だけでなく、ETSが問題を提供する公式の既出問題集にも1000問シリーズがあります。2025年12月に韓国で刊行された『ETS TOEIC定期試験既出問題集1000 Vol.5』もLCとRCが分冊され、LCの音声資料はTest 01からTest 10まで用意されています(参考資料2)。

図1 日本と韓国の代表的な模試教材の収録量
日本は公式問題集1冊、韓国はLC1000問とRC1000問の2冊セットを比較。教材の優劣ではなく、代表的な収録形式の違いを示しています。
1000問は難易度ではなく問題量を示す
「1000問」と「高難度」は別の要素です。1000問という数字が示すのは、基本的に収録量です。本番に近い難易度の教材もあれば、上級者向けに負荷を高めた教材もあります。そのため、表紙の1000という数字だけで難易度を判断するのは適切ではありません。
現在の韓国市場には、同じ出版社から複数の1000問シリーズが出ている例があります。Hackersの教材では実戦1000シリーズが1、2、3と展開され、関連講座は900点以上を目標とする講座として案内されています(参考資料3)。YBMにも、高難度の実戦模試10回分を掲げたRC1000シリーズがあります(参考資料5)。購入するときは、問題数だけでなく、対象スコアや難易度の説明を確認する必要があります。
日本と韓国では模試教材の役割が少し違う
日本の公式問題集は本番の基準を知る教材
日本の公式問題集の最大の強みは、本番との近さです。IIBCが2026年10月19日に発売する『公式TOEIC Listening & Reading 問題集13』には、本番と同じ制作プロセス、同一基準で作られた問題が2回分、計400問収録されます。日本語による正答・誤答の解説、英文の訳、重要語句も掲載されます(参考資料1)。
そのため、公式問題集は「問題数が少ない教材」ではなく、本番の形式、音声、難易度、時間配分を確認する基準教材と考えるのがよいでしょう。初めてTOEICを受ける人にも、900点以上を目指す人にも必要です。
韓国の1000問教材は初見演習を増やしやすい
一方、韓国の1000問教材は、時間を測りながら新しい模試を何度も解くことに向いています。一つのLC・RCセットにフル模試10回分があるため、同じ問題を覚えてしまう前に、別の初見問題で精度や時間配分を確かめられます。
代表的な教材には、問題演習用MP3だけでなく、語彙資料、英文と問題の訳、ディクテーションやシャドーイング用のワークブック、オンライン模試などが用意されています。Hackersの1000問シリーズでも、このような関連資料が提供されています(参考資料4)。
| 比較項目 | 日本の公式問題集 | 韓国の1000問教材 |
| 主な強み | 本番への近さと日本語解説 | 問題量と初見演習のしやすさ |
| 代表的な収録量 | フル模試2回・計400問 | LC・RCセットでフル模試10回・計2,000問 |
| 主な使い方 | 本番基準の確認と丁寧な復習 | 時間制限演習と負荷の確保 |
| 解説言語 | 日本語 | 主に韓国語 |
| 確認点 | 初見問題が早くなくなる | 難易度、音声、解説形式を確認 |
これは、すべての日本教材と韓国教材を二分する比較ではありません。日本にも大容量の模試教材があり、韓国にも基礎を丁寧に説明する教材があります。ここでは、両国で代表的な模試教材の使い方を比較しています。
私が韓国模試を知り900点から990点を目指した経緯
高得点者が使っていた韓国模試に注目した
私が韓国模試の存在を知ったきっかけは、ネット上でTOEIC高得点者の勉強法を調べたことでした。何人かの高得点者が、韓国で出版された実戦問題集を使って大量の模試を解いていたのです。
当時の私のTOEICスコアは900点ぴったりでした。990点を目指すには、問題演習の量をできるだけ増やしてTOEIC形式の問題にさらに慣れ、2時間を通して速く正確に処理する力を高める必要があると考えました。
オンラインショップから韓国模試を大量に取り寄せた
そこで、韓国のTOEIC模試を扱うオンラインショップから、問題集を何冊も取り寄せました。LCとRCが分かれた大容量教材を使い、まず時間を計って模試を解きます。採点した後は、間違えた箇所と正解の根拠を確認し、その確認が終わったら次の新しい模試へ進みました。
一つの模試を解いて点数だけを記録し、すぐ次へ進んだわけではありません。聞き取れなかった音、意味を理解できなかった英文、知らなかった語彙や文法、時間を使いすぎた問題などを確認したうえで、次の初見問題で同じ失敗をしないかを試していました。

図2 筆者が実践した韓国模試トレーニング
模試の冊数を増やすこと自体ではなく、誤答の原因を確認し、新しい初見問題で改善を確かめることが中心。
繰り返し学習と新しい模試はスコア帯で使い分ける
第2回では、間違えた問題について正解の根拠を説明できるまで復習することを紹介しました。今回の「確認したら次の模試へ進む」という方法は、それと矛盾するものではありません。
語彙や文法の基礎がまだ十分でない段階では、同じ教材を丁寧に復習し、英文を理解できる状態にすることが優先です。一方、すでに900点を取得していた私の場合は、誤答原因を短時間で特定できる問題も多く、確認後に新しい模試へ進むことで、より多くの未知の表現や選択肢に触れることができました。
つまり、大量演習が効果を発揮した理由は、復習を省略したからではありません。必要な復習を行ったうえで、初見問題の量を増やしたからです。
韓国語の解説でも問題なく使えた
Listeningは英語スクリプトで確認できた
私が使用した問題集の解説は韓国語でした。しかし、Listeningには英語のスクリプトが掲載されていたため、学習上はまったく問題ありませんでした。聞き取れなかった部分をスクリプトで探し、音声と英文を照合すれば、どの音や表現を聞き逃したのかを確認できます。
高得点を目指す段階では、日本語訳を読むことよりも、実際の音声が英語のどの部分に対応しているのかを確かめる作業の方が重要になることもあります。意味が分からない表現だけ辞書などで調べれば、韓国語の長い解説をすべて読む必要はありませんでした。
Part 7は英語で示された解答根拠を確認できた
ReadingのPart 7では、正解の根拠となる英文が解説内に抜き出されていました。そのため、韓国語の説明を細かく読めなくても、本文のどの一文、どの表現が答えにつながったのかを確認できました。
Part 7の復習で必要なのは、選択肢の日本語訳を覚えることではなく、本文と正解選択肢がどのように言い換えられているかを理解することです。英語の根拠箇所が分かれば、本文と選択肢を見比べながら、自分の誤読や見落としを確認できます。
Part 5は自分で調べれば対応できた
Part 5も、韓国語の文法解説が読めないことで大きな支障はありませんでした。正解が分かれば、その問題が品詞、動詞の形、前置詞、接続詞、語彙のどれを問うものかを判断し、分からない点を辞書や英文法書で調べることができます。
もちろん、文法の基礎がまだ固まっていない人には、日本語で詳しく説明された教材の方が使いやすいでしょう。私の場合は900点を取得した後だったため、韓国語の解説を最初から最後まで読まなくても、必要な情報を自分で補うことができました。
| Part | 韓国語が読めなくても使えた理由 | 確認した内容 |
| Listening | 英語スクリプトが掲載されていた | 聞き取れなかった音と英文を照合 |
| Part 7 | 根拠となる英文が抜き出されていた | 本文と正解選択肢の言い換えを確認 |
| Part 5 | 正解から出題項目を特定できた | 辞書や文法書で必要な箇所を調査 |
現在はAIで韓国語解説を日本語化できる
現在は、スマートフォンで韓国語の解説を読み取り、AIや翻訳サービスを使って日本語にすることもできます。以前よりも、韓国語が分からないことによる負担は小さくなっています。文法用語や解説の要点を日本語で確認したいときには便利です。
ただし、AIの訳が常に正確とは限りません。特に、文法用語、否定表現、選択肢が不正解になる細かな理由は、訳し方によって意味がずれる場合があります。必要な箇所だけを翻訳し、必ず英語の問題文、スクリプト、正解と照合する使い方が安全です。また、教材のページや翻訳結果をインターネット上で再配布しないようにします。
本番より難しい模試で学習負荷を上げた
難しいListeningで解答精度を高めた
私は、本番に近い難易度の模試だけでなく、本番より難しく感じる模試にも取り組みました。簡単には正解できない音声では、一部の単語を聞き取っただけで答えを推測すると、紛らわしい選択肢に引っかかります。より細部まで聞き、会話や説明の流れを正確に追う必要があります。
こうした問題に繰り返し取り組むことで、聞こえた単語に反応するだけではなく、設問に必要な情報を正確に捉える意識が強くなりました。その結果、本番レベルの問題での解答精度も上がったと感じています。
現在の韓国のETS公式教材には、通常速度の音声に加えて、通常より少し速い音声や試験会場の雑音を加えた音声も用意されています(参考資料2)。これは私が当時使った音源の説明ではありませんが、韓国教材に、負荷を変えて練習する発想が現在も見られる一例です。
難しいReadingで解答スピードを高めた
Readingでは、難しい語彙や紛らわしい選択肢、処理に時間がかかる文章に触れると、少し立ち止まっただけで時間が足りなくなります。そのため、英文を前から処理すること、解答時に一問へ時間をかけすぎないこと、本文を読み切った後は、その記憶をもとにPart 7の正解根拠を素早く特定することを強く意識するようになりました。
大量の初見問題を時間内に解く経験を重ねたことで、文章を読む速度だけでなく、「どこを詳しく読み、どこを速く処理するか」という判断も速くなりました。私にとって韓国模試は、知識を増やす教材というより、持っている知識を制限時間内に使うためのトレーニング教材でした。
大量演習で設問と選択肢を予測できるようになった
当時の私は、Part 7の設問や選択肢を先に読まず、本文をすべて読んでから最初の設問へ進む方法で解いていました。ダブルパッセージやトリプルパッセージでも、2つ、3つの文書を一気に読み、その後で設問に答えていました。
ただし、この方法はすべての学習者に向いているわけではありません。本文を速く読めるだけでなく、読んだ内容を一時的に保持し、設問に答えるときに必要な情報を思い出す必要があるため、一定以上の読解力が求められます。
多くの学習者にとっては、設問と選択肢を先に確認し、本文から解答根拠を探す方が、短い時間で正解率を高めやすいでしょう。そのため、私が普段勧めているのも、自分が当時行っていた方法ではなく、設問と選択肢を先に確認する方法です。
一方で、Part 7の問題を数多く解いていると、本文を読んでいる途中で「この箇所が設問で問われるのではないか」と予測できることが増えてきます。出題されやすい情報や、選択肢で使われやすい言い換えに気づくようになるためです。
例えば、本文に「A社はアメリカだけでなく、ヨーロッパやアジアでも事業を展開している」と書かれていれば、「A社について何が分かりますか」という設問があり、選択肢に「It operates in multiple locations.」のような言い換えが入る可能性を考えながら読み進めます。
また、ホテルやイベントの案内に「complimentary breakfast」のような表現が出てきた場合は、選択肢では「Some food is available at no additional cost.」と言い換えられるかもしれません。
もちろん、予測だけで答えを決めるわけではありません。重要なのは、設問になりそうな情報や言い換えを意識しながら本文を読むことです。韓国模試で大量の初見問題に触れたことで、私はこのような出題者の視点を持ってPart 7を読めるようになりました。
難しい問題ほどよいわけではない
負荷を高めることと、現在の実力に合わない問題を解き続けることは違います。問題が難しすぎて、ほとんどの英文を理解できない状態では、誤答の原因を分析できず、推測して答える癖がつく可能性があります。
また、高難度模試の点数をそのまま本番の予想スコアとして受け取ることもできません。難しい模試はトレーニング用、本番相当の公式問題集は現在地を測る基準用と役割を分ける必要があります。
韓国模試の大量演習が向いている人
スコア帯によって教材の使い方を変える
私が行った大量の初見演習は、900点からさらに上を目指す段階で実践した方法です。600点や730点を目指す学習者が、同じ量の高難度模試を解く必要はありません。現在のスコアによって、模試の役割は変わります。
| 現在のスコア | 優先する教材と学習 | 韓国模試の位置づけ |
| 600点未満 | 単語・基本文法・公式問題集 | 急いで大量購入する必要はない |
| 600~730点 | 一つの模試を丁寧に復習 | 本番相当を少量使う |
| 730~860点 | 苦手Partと時間配分を強化 | 初見模試を徐々に増やす |
| 860~900点 | 本番形式の演習と失点分析 | 問題量の多い教材を活用しやすい |
| 900点以上 | 細かなミス、速度、集中力を改善 | 新しい模試と高難度問題で負荷を調整 |
次へ進む前に誤答原因を言葉にする
大量演習で最も避けたいのは、解いた冊数だけが増えることです。次の模試へ進む前に、少なくとも間違えた理由を一つ選べる状態にします。
| 分野 | 主な誤答原因 | 次に確認すること |
| Listening | 音を聞き取れなかった | スクリプトを見て音声と英文を照合 |
| Listening | 意味を処理できなかった | 語彙・文構造・会話の流れを確認 |
| Listening | 選択肢に惑わされた | 正解と誤答の表現の違いを確認 |
| Reading | 語彙・文法が不足した | 該当項目を辞書や文法書で確認 |
| Reading | 根拠を見落とした | 本文と選択肢の言い換えを確認 |
| Reading | 時間を使いすぎた | 迷った問題とPart別の終了時刻を記録 |
確認に必要な時間は問題によって違います。単純な語彙不足なら、その場で意味と用法を確認して次へ進めます。一方、なぜ間違えたのか分からない問題は、英文の構造や根拠を理解できるまで立ち止まる必要があります。すべての問題を同じ深さで復習するのではなく、原因に応じて復習量を変えるのが現実的です。
日本人が取り入れるなら公式問題集と組み合わせる
最初に公式問題集で本番の基準を確認する
韓国模試を使う前に、まず日本の公式問題集を本番と同じ時間で解きます。現在の正答数、苦手Part、ListeningとReadingの時間配分を記録し、本番相当の問題で何が足りないのかを確認します。
韓国模試で初見量と学習負荷を増やす
次に、目的に合う韓国模試を選びます。本番相当の問題で初見演習を増やすのか、少し難しい問題でListeningの精度やReadingの速度に負荷をかけるのかを決めます。模試を解いた後は、正答数だけでなく、誤答原因と時間配分を確認してから次へ進みます。
試験前に公式問題集へ戻る
高難度模試を解き続けた後は、試験前にもう一度公式問題集へ戻ります。本番の問題文や選択肢の作り、音声の速度、難易度を再確認し、過度に難しい問題へ合わせた感覚を本番基準に戻します。

図3 公式問題集と韓国模試の使い分け
公式問題集で基準を確認し、韓国模試で演習量と負荷を増やし、試験前に再び公式問題集で調整。
韓国模試を購入する前に確認したいこと
・LCとRCが別売か、解説集が別売かを確認する
・現在のTOEIC L&Rの形式に対応している版を選ぶ
・自分の目標スコアに合う難易度かを確認する
・Listening音声の配布ページとファイル形式を確認する
・英語スクリプトと正解根拠の掲載方法を確認する
・AI翻訳を使う場合も、英語原文と正解に照らして確認する
Listening教材を購入するときは、音声の配布方法も確認しておきましょう。YBMの『ETS TOEIC定期試験既出問題集1000 Vol.5 LC』では、通常音声に加え、パート別・問題番号別・やや速い音声・試験会場の雑音を加えた音声が公式ページに用意されています(参考資料2)。教材によって掲載場所やファイル形式が異なる可能性があるため、購入前に出版社の教材ページを確認すると安心です。
まとめ
韓国の1000問教材は、一般的にLCとRCが別冊で、それぞれ10回分を収録しています。2冊をそろえると、フル模試10回分、合計2,000問です。日本の公式問題集とは、本番への近さと日本語解説を重視するか、初見問題の量を確保するかという役割の違いがあります。
私が韓国模試を知ったのは、ネット上で何人かのTOEIC高得点者が実践しているのを見たことがきっかけでした。当時のスコアは900点ぴったり。韓国模試をオンラインショップから大量に取り寄せ、時間を計って解き、間違えた箇所を確認し、次の新しい模試へ進む学習を続けました。
解説は韓国語でしたが、Listeningには英語スクリプトがあり、Part 7では解答の根拠となる英文が抜き出されていたため、学習上の支障はありませんでした。Part 5も、必要な文法や語彙を自分で調べることで対応できました。現在はAIを使って必要な韓国語解説を日本語化することもできます。
本番より難しく感じる模試にも取り組んだことで、Listeningでは解答の精度が上がりました。Readingでは読むスピードが上がり、言い換え表現にも慣れ、解答根拠を素早く見つけられるようになりました。ただし、韓国模試によるトレーニングは、国内の模試や問題集で900点まで到達した後、990点満点を目指して始めたものです。基礎段階では、一冊を丁寧に復習する方が優先される場合があります。
韓国模試の強みは、単に1000問あることではありません。初見の模試を時間内に解き、間違いの原因を確認し、次の模試で同じ失敗をしないかを試す。このサイクルを何度も回しやすいことです。日本の公式問題集で本番の基準を確認し、韓国模試で演習量と負荷を増やし、試験前に再び公式問題集へ戻る。この使い分けが、日本人学習者にとって取り入れやすい方法です。
シリーズ記事
第1回 韓国のTOEIC平均点はなぜ日本より高い 就職と社会背景から考える
第2回 韓国と日本のTOEIC勉強法は何が違う 短期集中と学習設計から比較する
第3回 韓国のTOEIC問題集は何が違う 1000問模試と900点から990点までの勉強法
参考資料
1. IIBC「公式TOEIC Listening & Reading 問題集13」2026年9月8日発表
2. YBM Books「ETS TOEIC定期試験既出問題集1000 Vol.5 LC」音声資料
3. Hackers Champ Study TOEIC講座一覧
